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ケチケチ北京★世界遺産巡り
  2009.6.25−2009.6.29

MEMBER

わたし
K美さん

FLIGHT

日付   25JUN 10:00発
便名   NH159
出発地  OSAKA_KIX
目的地  BEIJING

HOTEL

NEW DRAGON
住所 NO.26 SHIJIA ALLEY DONGDAN NORTH,
STREET DONGCHENG DISTRICT BEIJING
電話 86-10-65269339
FAX  86-10-65241959
経済的ホテル

レストラン情報

炸醤麺
店名 老北京炸醤麺大王
住所 崇文区崇文門外大街29号
電話 67056705

広西料理
店名 秀蘭小館
住所 東城区金魚胡同3号
電話 010-65285606

包子
店名 狗不理包子(東単店)
場所 東城区東単北大街88号
電話 010-65127306

砂鍋
店名 砂鍋居飯荘
住所 西城区西四南大街60号
電話 6602-1126

中華ファーストフード
店名 喜年来
住所 東城区灯市口大街50号
電話 010-65073338

北京ダック
店名 香満楼酒家
場所 朝陽区新源西里中街
電話 64674391

観光情報

東華門美食坊夜市
場所 王府井 東安門大街
京城九門小吃
住所 西城区孝友胡同1号
電話 64025858

ショップ情報

お茶
店名 天福茗茶
住所 東城区王府井大街138号 その他各地
電話 6524-0958

スーパーマーケット
店名 西単商場 地下
住所 西城区西単北大街120号
電話 6656-5588

コンビニ
店名 快客
住所 東城区東四南大街

市場、スーパーマーケット
場所 秀水街
住所 地下鉄「永安里」駅前

マッサージ情報

店名 天舒足部
住所 朝陽区光華路甲9号
   世貿国際公寓D座2階
電話 6508-8088

ステージ情報

カンフーミュージカル
場所 紅劇場
住所 崇文区幸福大街44号工人文化宮
電話 85892526(日本語予約)

RETURN FLIGHT

日付   29JUN 14:20発
便名   NH160
出発地  BEIJING
目的地  OSAKA_KIX

プロローグ

■ANAのキャンペーン

ある日のこと、なんとなくANAの保有マイルが気になって、ホームページを訪れたところ、いつもよりも少ないマイル数での航空券引き換えキャンペーンというのを見つけた。いずれ別の航空会社のマイレージで北京に行こうと思っていたので、このキャンペーンを利用することにした。

同じく北京へ行きたがっていたK美さんもマイル数が足りていたので、一緒に行くことになった。季節の良い5月に行くことにした。わたしはゴールデンウィーク前にベトナムへ行くことになっていたので、その準備に追われていた。楽しいベトナム旅行の後、帰国してみると・・・


■豚インフルエンザ発生

ベトナム旅行中、豚インフルエンザのことを知ったが、大して気にも留めていなかった。ところが日本では大騒ぎ。海外帰国者ということで、周りからはバイ菌扱いされ、神戸市で感染が広がってからは、旅行に行くなんて言おうものなら、袋叩きに合いそうな気配だった。

周りの友人で海外旅行の予定があった人達は、次々にキャンセルしていった。わたし達も迷ったが、
「豚インフルエンザとはいえ、所詮はインフルエンザ菌。暑くなったら死ぬだろう。」
という大胆な予測を立て、キャンペーン終了間近の6月末に予約を変更し、どきどきしながら見守った。

そして、実にあっけなく騒ぎは収まった。旅行をキャンセルした人達は延期にすればよかったとくやしがっていた。まあ、そういうことで無事、旅行が決まった。

1日目(2009.6.25)

■北京は厳重ムード

日本ではもう忘れ去られそうな雰囲気の豚インフルエンザだが、北京ではまだ厳重なムードが漂っていた。機内検疫を終え、無事飛行機を出ると、空港職員は皆マスクをしていた。

わたしは一応マスクを持参して来たが、乗客が誰一人マスクをしてない機内でひとりだけマスクを付けると、反対に怪しまれそうだったのでやめた。


■手数料にびっくり

新しくできた北京首都国際空港第3旅客ターミナルは、広いとは聞いていたが、本当に広かった。荷物を受け取り、両替しようとして目を疑った。手数料一律50元(日本円で約750円)とある。手数料高っい〜!!しかし、ここで替えなければ市内に出ることもできない。

両替した後冷静に考えると、両替金額が少なかった。しかし手数料の高さを考えると、再び両替する気にはなれなかった。金が足りなくなったらカードで払えばいいだろう。と、その時は安易に考えていた。


■ホテルがない!!

ホテルは王府井の繁華街に近い格安ホテルを日本からネットで予約していた。北京オリンピックで地下鉄が次々に開通し、便利になった北京。空港からは、地下鉄1本でホテルの最寄駅まで来れた。何もかも順調だった。

地上に降り立つと、ものすごく暑い。6月といえども北京は猛暑だ。ネットに掲載されていた地図によると地下鉄の駅からそう遠くもないので、もう少しのはずだった。

が、地図の場所にホテルはなかった。地図の間違いを考慮して、道周辺をしらみつぶしに見て行ってもない。炎天下の中1時間半が経過した。私はバックパックだからいいものの、K美さんは大型スーツケースなので、悲惨である。

出発前、K美さんにバックパックを勧めたところ、
「ぜったいにイヤ!」
と回答しただけあって、決して音を上げなかった。彼女はお土産を大量買い(ほとんどビール)したいので、世界中どこへ行くにもスーツケースというポリシーがあった。

持っているバウチャーは英語しか書いてなくて、付近の人々に地図や住所を見せても分からず、途方にくれた。

最終的には、近くのホテルでバウチャーを見せて、ホテルに電話してもらって、やっと本当の場所が分かった。地図とは全然違う場所だった。

教えてくれた道順通りに行くと一発で見つかった。まさか掲載されていた地図が間違っていたとは!目的のホテルに着いた頃にはヘトヘトだった。

ちなみに旅行後、ホテルを予約した地●の歩き方にクレームのメールを送ったが返事はなかった。

■ホテルの入口と部屋
 


■カンフーミュージカル

ホテルが見つからなかったこともあり、予定より遅くなったので、天壇公園見学を諦め、早めの夕食をとることにした。「老北京炸醤麺大王」という老舗のジャージャー麺を食べることにした。

最寄駅で降り、すぐのはずなのに、道がおかしい。地図を見ると、南に行くところを西へ向かっていた。方向音痴二人組なので、これから先が思いやられる。方向感覚を体力で補って、徒歩5分のところを30分かかってやっとたどりついた。

■炸醤麺 右の様に味噌をかけてぐちゃぐちゃ混ぜて食べる
 


夕食後、カンフーミュージカルのチケットを予約していたので、近くの紅劇場という所へ行った。 チケットは現地の旅行会社を通して購入した。直接買うよりも安い上に、とってもいい席だった。このチケットは奮発したので、私の北京滞在費の1/3以上を費やした。

ショーが開かれる紅劇場にはぞくぞくと観客が集まってきた。ほとんどが欧米人だった。北京でこんなに大勢の欧米人を見たのは後にも先にもこの時だけだった。

ショーの内容は修行僧の純一(じゅんいちではなくチュンイーと読む)が色々な葛藤を越えて最後の課題を突破し、ムンクとなり、カンフーマスターの地位を譲られるという、真面目な内容だ。純一役の人は場面によって変わり、ダンスのシーンではダンサーが、カンフーのシーンでは武芸の役者が、修行のシーンでは力技を持つ役者がそれぞれ担当しているのだが、
「全然違う人やん・・・」
とつっこみを入れたくなるほど体型が違っていた。しかし、これはこれ。舞台の約束事として大目に観よう。ショーはすばらしかった。心に響くものがあり、相方には言ってなかったが、ちょっとうるうるしてしまった。別に泣くシーンがあったわけでもないのにである。ちょっと惜しいのはイケメンがいなかったことである。よく見たらイケメンだったのかもしれないが、坊主頭で舞台化粧だとどうも・・・

■劇場上には英語の字幕が出る。(右)は終了後ロビーでの様子
 

舞台が終わり、劇場を出ると送迎バスが次々に出発し、一気に閑散となってしまった。地下鉄まで歩いて戻ろうというような人間はわたし達だけのようだ。

■夜の紅劇場 とても綺麗


■腹出しはやめてくれ・・・

紅劇場からの帰り道、ほとんど人は歩いていなかった。前にカップルがいて、男の方はシャツを捲り上げて腹を出して歩いていた。
ああ、またこれを見てしまった・・・
北京に限らず中国ではこんな格好の男の人が実に多い。暑いのは分かる。でもその格好だけはカンベンして欲しいよ。大抵そういう格好をしている人は中年でぶよぶよした腹を出しているのだ。(後におばさんの腹出しも発見した。)
こんなもん見たくねーよ!

■天壇公園内で見た腹出しおやじ


北京人のファッションについて思ったことだが、さすがにパジャマの人は少なかった。パジャマって何?と思った人もいるかもしれないので、解説しておくと、中国では以前はパジャマのまま外を歩く人がすごく多かったのだ。私が初めて中国を訪れた頃はちょうど10年ちょっと前になるが、大通りを少しそれると、多くのパジャマを着た人が、ぞろぞろ歩いていたものだった。それに比べると格段に減ったような気がした。

また上下不ぞろいの柄物を着ている人も昔は多かったが、今はおばさんに少し見受けられる程度だった。若者はおしゃれな人が多く、今の流行はテロテロの生地のドレス(パーティーに行くのか!というような)や何段もの層になったスカート(段ごとに色が違い、色の配色が微妙)やホットパンツなどだ。ものすごく暑いせいか長いジーンスの女の人はほとんどいなかった。

そして中国の女の人はガニ股が多い。私も多少ガニ股だが、そんなレベルじゃない。膝下からガニ股なのである。そしてこのテロテロのドレスとガニ股は全然似合わなかった。上海ではそんなに感じなかったけど、地域性かしら。

2日目(2009.6.26)

■八達嶺へ電車でGo!

北京から一番近い万里の長城「八達嶺」へは電車で行くことにした。昔は大変だったそうだが、電車が新しくなって、便利になったとのこと。そして、便利なインターネットのおかげで、時刻表も事前に調べることができたので、その時間を考慮して、電車が発車する時間に合わせて北京北駅へ行くことができた。

事前に調べた情報では北京北駅は地元の人も知らないようなローカル駅で、ウルムチに行くような電車が1日数本ほど出ているだけの地味な駅だということだった。連絡が悪く、地下鉄「西直門」駅付近なのだが、少し歩かなければならないらしい。

地上へ出て、目の前を見ると、そこはもう北京北駅だった。
「えっ?これじゃない?」
「あれー?ほんと!全然ローカル駅じゃないやん」
そこには、ものすごく最新式の駅があった。駅も改装されたようだ。

■新しくなった北京北駅
 

朝食はまだだったので、駅前の露店でパンと豆乳を買い求め、切符売り場へ向かった。

■露店で朝食を買うK美さん
 

中国では順番に並んでいても、ずうずうしい中国人にすぐに抜かされるが、北京に来て2日目の今日、既に抜かされない並び方をマスターしつつあった。問題は無事に切符が買えるかどうかだった。あらかじめ、中国語で「単程票(片道切符) 八達嶺 1等車」とメモしておいた。

ちなみに2等車14元、1等車17元だったので、1等車にした。とりあえず窓口で、例のメモを見せると、すかさず理解してくれて、コンピューター画面上に列車の候補が並んでいるものを見せてくれて、確認をとった。すごい!世の中ハイテクだ。

全然苦労せず切符をゲットし、待合室へ行くと、もうすぐゲートが開くところだった。時間的にもバッチリ!ゲートが開いて、プラットホームへ行くと、その広さにびっくりした。向こうの方に屋根が古いプラットホームが見え、あれが元の北京北駅のプラットホームなのだと分かった。

恐らく昔の位置から地下鉄の近くまで全部が駅になってしまったんだろう。そのため、電車まではやたらと遠い。特に1等車は一番端で、一番向こうまで行かなければならなかった。駆け込み乗車は無理どころか、10分前にはゲートを通らないといけないだろう。

■広大なプラットホーム (右)今から乗る長城号
 

手前の2等車の中を外から覗いてみると、うじゃうじゃと人がいた。2等にしなくてよかった・・・短時間とはいえ、騒ぎまくる中国人の中にいるのはきつい。

電車は最新式で、お湯のサービスもあり、飛行機のように、座席の前にはテーブルがセットできるようになっていた。席は広いしリクライニングでき、とても快適だった。八達嶺までは1時間ちょっとなのだが、朝食をとって、うとうとしていたら、目の前に万里の長城が見え始めた。風景の一部が万里の長城だなんて、さすがは中国と思わざるを得なかった。

しばらくすると、昔の八達嶺駅らしきところへ着き、そこからスイッチバックして、新八達嶺駅へ到着した。前の駅からだったら、八達嶺の観光入口まではとても遠かっただろうと想像がついた。

■八達嶺駅


この新しい駅からも八達嶺入口までは、10分ほど歩かなければならなかった。ここからチケット売り場まで、さらに歩いた。

こんなに大きな観光地なのに、チケット売り場が分からず右往左往し、やっと見つけた。チケット売り場の前に野外ステージを組んでいる最中で、その舞台裏みたいなところにあったからだ。通常ではもっと見つけやすいのかもしれない。
「客にこんなところ通らすか?!」
と配線だらけの道を通って、やっとチケット購入。中に入った。

道は二手に分かれていて、俗に女坂と男坂と言われているが、女坂は緩やかで長い。男坂はきつくて短いそうだ。どちらがどっちだか分からなかったが、見た感じと多くの人が行く方向が女坂だろうと解釈して、そちらへ行くことにした。

今日は金曜日。なのにこの人出は何?それに北京に来て常に思っていることなのだが、人ごみの中はかなり歩きづらい。急に立ち止まる人。急に方向転換する人。急にバックしてくる人。ぶつかってでも目的の場所へ行こうとする人。邪魔なところや出入り口や道の真ん中で意味もなく立ち止まっているひと。こんな集団の中を長時間歩いていると慣れるまですごくストレスがたまる。今日は人が多いと思ったが、土日にはもっと多いのだろう。

■八達嶺長城 これからここを登る


■中国人ツアーの特徴

そんな中国人を引き連れて歩く添乗員は大変だろうと容易に察しがつく。ここは有名な観光地なので、多くの団体中国人ツアーが来ていた。そしてそんなバラバラな中国人を見失わないためであろう。ツアーの連中は目立つお揃いの帽子やTシャツを着ていた。バッジくらいじゃ分からないからだろう。そして学校の郊外学習も多かったが、それ以外は大抵家族連れが多かった。


■歩いた歩いた八達嶺

万里の長城の今までのイメージとして、平坦な道をひたすら歩けばいいと思っていたのだが、それはとんでもない誤解だった。山の峰に沿って作られているため、ものすごく急斜面で、アップダウンも激しい。階段も不ぞろいで、1段がすごく大きい。逆に地面がつるつるで、手すりを持っていないと滑ってこけそうになる場所もある。そしてとっても暑かったので、とても大変だった。

「まあ、いい。ロープーウェイがあるらしいから、頂上まではそれに乗ろう。」
と言いながら登って行ったが、いつまでたってもロープーウェイ乗場なんてなかった。
「ねえ。あそこに見えるのロープーウェイじゃない?」
よく見ると山々の間からロープーウェイが上がっていった。これはつまり乗り損なったということだった。
「えーん。乗場発見できなかったよぉ!」
体がロープーウェイモードだったので、いきなり疲労度がアップした。

■すごい坂 すごい人ごみ 疲れた・・・


休み休みやっと一番高いところへ着いた。多くの人はここで引き返していたが、わたし達は最後まで行こうと少し休憩してから、再び出発しようとした。

すると、K美さんが怪しいことを言い出した。
「あそこにも階段があるよ。この先はあそこの階段から行くんじゃない?」
えー?どう考えてもそのままこの道を下ったほうが普通だと思うのだが・・・

しかしK美さんの怪しい言動を信じてとんでもない道ばかり行ったので、その意見は却下された。もちろん結果的に脇道にそれずに正解だった。

八達嶺後半は下りが多かった。下りは楽だと思ったら大間違い。下りの方が足に負担がかかるのだ。遂に階段もなくなり、手すりを持たないと滑ってしまいそうになった。ここからは一気に人が減り、まばらになった。でも景色は最高。人ごみも脱出したので、気分も楽になった。

暫く行くと、ジェットコースターが見えてきた。
「あれに乗ったら楽に帰れるんじゃない?ガイドブックにはジェットコースターも併用したら楽に回れるって書いてあったし。」
と私は自身満々に言った。K美さんは
「そうやねぇ・・・」
と言いつつ、首を捻っていた。


■ついに最終地点

ほとんどの人がジェットコースターの方の道へ行ってしまって、最後まで行く人はほとんどいなくなった。最後のひと踏ん張りで、遂に公開部分の最後まで行き着くことができた。この先のゲートはレンガで閉じられていた。

その最後の部分には西洋人の女の子2人連れがいるだけだった。休憩しながらガイドブックを見返していると、K美さんがある記事を発見した。
「ジェットコースターの所が出口やんか!ジェットコースターに乗ったらまたフリダシやでーっ!!」
と言った。K美さんはどうもわたしの言動を怪しい・・・と思っていたようで、ガイドブックを見返してくれたのだ。これからは、二人合わせて1人分の方向感覚だということを肝に銘じて歩かなければならない。

■八達嶺後半 急に人が減った (右)最終地点からの景色
 


■なんかスムーズに帰っちゃいました

ジェットコースター乗場に近づくと、確かに出口はあった。なぜか出口には熊牧場があり、おみやげ物屋がならんでいた。おみやげ屋で多いのは、自分の写真をプリントしたオリジナルコップ製作ショップだった。ナルシストか!と思ったが、ラブラブカップルにはいいかもしれない。(わたしはイヤだが。)

ここにあるみやげ物屋は中国人向けのものが多いように思った。恐らく、外国人ツアー客はこの出口からは出ないのだろう。わたし達も中間のみんなが引き返す地点からはまったく日本人に合わなかった。

みやげ物屋のひとつに、3ケ10元ショップがあった。そこへ入ってみると、おみやげになりそうなものがたくさんあった。今まで財布の紐が固かったのだが、ここでは色々と買物した。後で同じものが2倍くらいの値段で売っているのを見かけた。おそらくここの商品はB級品だと思うが、違いは分からなかったので、いい買物をしたと思う。道を見る目は怪しいが、お買い得な買物を見分ける目はかなり発達しているようだ。

八達嶺入口付近に有名な豚まん屋があったので、帰りにそこへ行こうと思っていたが、出口は入口と場所が離れていたので、行くことが出来なかった。

ふと見ると北京行きのバスがもうすぐ発車するところだった。乗り込むとちょうど最後の2席が空いていて、すぐに出発した。ひとり12元(約180円)だ。相当疲れていたので、発車してすぐに眠ってしまった。1時間後、目が覚めた時にはもうすぐ降りる頃だった。結構堪能したのに午前中だけで見終わってしまった。

■八達嶺からのバス (右)バスの切符 車内で買う
 

バス発着場がある徳勝門へ到着し、最寄の地下鉄からホテルの近くの駅まで戻った。目を付けていたレストランで昼食をとり、暑くてへとへとだったので、ビールを買い込み、ホテルに戻って、グビーッと一杯やった。


■がっかりな西単

夕方までうだうだしていたが、十分休憩できたので、西単の繁華街で買物することにした。おしゃれな店がたくさんあり、何軒か店に入ったが、いまいちピンと来ない。二人とも特に靴が欲しかったのだが、日本に比べたらとっても安いはずなのに・・・なんで?すっごく高い気がした。

去年上海でおみやげを買いまくった「ワトソンズ」というドラッグストアでもなんだか買う気がしない。でも理由は分かっていた。だってあまりにもビールが安かったんだもん。何でもビール基準で考えると何だかどれも高い気がして。(当たり前や!)頭で分かっていてもどうしようもなかったのだ。

目星をつけていた、西単商場のスーパーマーケットでは、おみやげになりそうなものをかごいっぱいに買った。全部で20元(約300円)ほどだった。これには満足したものの二人で
「西単がっかりだったね。」
ただで北京に行けたのだから、滞在は贅沢にしようと思っていたのに、結局、おしゃれな街は二人には合わなかったようだ。


■夜市

昼食が遅かったので、ホテルの近所にある東華門美食坊夜市という所で軽い夕食をとろうということになった。道路一列にずらりと並ぶ姿を見て興奮しつい、
「K美さん!焼小龍包買おう♪」
と言って入口付近だというのにもう買ってしまった。しかし思っていたものとは大違い。汁も出ないただの饅頭みたいなものだった。

実はお昼に小龍包を注文したのだが、ただのミニ豚マンが出たということがあり、どうも北京の小龍包というのは日本でお馴染みの汁が熱々の饅頭とは違うようだ。
「今日、お昼に同じものを注文して失敗してるのに、何でまた頼むのっ!」
とK美さんに叱られたが、後の祭りだった。K美さんはワンタンが食べたかったようだが、残念な小龍包でお腹がいっぱいになってしまって、夜市はこれだけになってしまった。

まだ時間は早かったけど、体力的に限界に近づいていたので、再びビールを買い込んで、ホテルに戻った。

■東華門美食坊夜市 (右)残念な小龍包
 

3日目(2009.6.27)

■毛沢東を見るぞ!

今日は天安門広場と故宮を見る予定にしていた。毛沢東の遺体が安置された毛主席記念堂に入るためには相当並ばなければいけないというので、早起きして出かけていった。

天安門広場に降り立ちあまりの広さにびっくりした。そして、ものすごい数の観光客だ。今日は土曜日。今日は心してかからねば。

■天安門広場 遥か向こうに天安門が見える


毛主席記念堂に入るために並んでいる列は最後が見えないくらい長かった。入口近くから、列の最後まで、歩いて5分くらいかかった。やっと最後尾を見つけ、列に並ぶと、警備員に怒られた。なんで?外国人はダメなの?

周りをよく見ると誰も荷物を持っていない。そう!荷物持込禁止だったのである。よく見ると、荷物預け場所があった。うぅ・・・そんなこと知ってたらもう少し荷物を考えて来たのに。貴重品もあるので、預けるのはやめて、残念だが見るのは諦めることにした。でも次回(があれば)は見るぞ!

■毛主席記念堂の列 凄まじい・・・


■バテバテ故宮

■天安門 天安門広場から見たところ
天安門−天安門広場間は大きな道路が通っていて、人間は地下道を通って行き来する。地下道内では荷物X線検査(テロ対策?)をする。

毛沢東の列の最後から、天安門まで歩くだけで、疲れてしまった。昨日の疲れがまだ相当残っているようだ。
ハア、ハア、暑いし疲れたし人は多いしもうバテそう・・・だけどやっと天安門だー!!
と思い、最後の力を振り絞って、天安門をくぐると、ショック!を受けた。

まだ全然入口じゃなかったのだ。すごく先に門があり(端門という)、そして故宮の入口はまだまだだった。それを抜けるとまた気が遠くなるほどの広場があり、その向こうに、やっと故宮の入口午門が見えた。
この門はマトリョーシカか!とツッコミを入れたくなるほど、うんざりだったが後にそれは故宮に入っても続くことになる・・・

ようやく故宮の入口午門までたどり着いたが、もう故宮やめようかな・・・と思ってしまうほど疲れきってしまった。少し休憩を取ることにしたのだが、まだ故宮にすら入ってないのに力尽きるとは!なんという広さ!足はもうパンパンだった。

意を決して、やっと中に入った。また門だ。この時点でうんざりだったが、最近はまっていた香港ドラマ「紫禁城 華の嵐」の舞台がここだったこともあって、興味はあった。確かにドラマに出てきた建物と一緒だ。しかしその内、ドラマは嘘っぱちだ!と思うようになった。ドラマの中では登場人物が何度も偶然、故宮内の道で出会ったりしていたが、この広さではそんなことほとんど皆無だろう。

■故宮の中心 太和殿 多くの人で賑わう


もう同じような建物ばかりで、暑いし、もう二度と来るか!と思いながら、見学した。ここへは心と体の余裕がある時に見学するのをオススメする。

誰かがアイスを食べているのを見て、無性にアイスが食べたくなった。ちょうど売っているところを見つけたので、必死に買った。シャーペット系のアイスだ。これがどれだけおいしかったことか!これを食べると、急に体が楽になってきた。と同時に心に余裕が出来てきた。うん!故宮もなかなかのところだね。皆さん、夏の故宮見学にはアイスを食べよう!

■アイスを持ってうれしそうなK美さん


ようやくまだ頑張れる気がして、最後の力をふり絞り、観光を終えた。元来た道を戻ると、行きに休憩した午門付近では信じられないくらい大勢の人が休憩していた。(みんな、頑張ってね。これからが地獄だよ。)と、心の中でつぶやいた。


■ひょっとして潰れた?

アイスの力も寿命は短かった・・・
「マッサージ屋・・・そう!マッサージだ!もう何と言っても
マッサージ!
と、二人の頭の中はマッサージ店に行くことしかなくなった。暑すぎて全然食欲がなかったので、昼抜きでマッサージ店へ直行することにした。

関空でビザカードを見せたら貰える優待冊子に載っていた店へ行くことにした。CBD地区と言われる、マンハッタンなどの都市の仲間入りを果たそうとしている経済地区にあった。

地図と照らし合わせて最寄の駅で降りたつもりだったのに、地図とは全然違う位置に地下鉄の出口があり、余計に遠回りになってしまった。マッサージ店がある通りに出るだけで、30分ほどかかってしまった。しかし、もうすぐ楽になれると思ったら頑張れた。

周りの建物との位置関係も合っていたので、道に迷ったわけではないのに、ここで間違いないと思われるところに目的のビルはなかった・・・。そして、そこには広大な空き地が広がっていて、工事中だった。

もしや・・・もしや・・・ビルが潰れちゃったんじゃ・・・
最悪のシナリオを想像した。なんてツイてないのぉ〜!!

ショックを受けたが、冊子に載っていた地図はすごく大まかだったので、一応周りをぐるっと回ってみた。しかし目的のビルはなく、あきらめて、帰ろうとした瞬間、K美さんが、
「あ!あれは?」
指差す方向を見ると、空き地の奥に目的のビルが建っていた。規模が大きすぎて目に入ってなかったのである。
「あったぁ〜」
二人とも脱力してしまった。


■秀水街

マッサージを受けて元気が快復したわたし達は、意気揚々と地下鉄の駅まで歩いた。来るときに来た駅とは違う駅である。こちらの方が賑わっていた。

駅前に興味を引くビルがあった。
「入ってみようか!」
と入口まで行くと、中国で初めて黒人を見た。いや、黒人だけでなく、アラビア人や東南アジア人など、観光地にはちょーっといなかった人種がたくさんいた。何なんだ?そのまま奥へ行くと、香港の女人街のようなものがビルの中に入っているかんじだった。

今までいた場所とまったく雰囲気が違うので、びっくりしたが、
「これこそ求めていた雰囲気だ!」
と二人とも興奮してきた。

外国人が多い中、わたし達は外見は中国人と変わらないので、あまりひつこい客引きも来ず、ゆっくり見てまわることができた。欲しかったようなサンダルも格安で買うことができ、またスーパーマーケットで買物もできて(西単より安かった)、二人ともとっても満足すると、急にお腹が空いてきた。


■絶品!砂鍋

再び西単へやってきた。地下鉄西単駅から北へ20分ほど歩かなければならないが、元気を快復したわたし達は、まっしぐらに進んでいった。今まで散々道に迷ってきたので、また迷うだろうと思っていたが、迷わず店に着いた。

砂鍋で有名な「砂鍋居飯荘」という店である。

「砂鍋」とは聞きなれない言葉だと思うが、いわゆる土鍋のことで、この店ではひとり鍋も扱っていて、リーズナブルなので、とっても気軽に入れる店だった。

■「砂鍋白肉」と「砂鍋三鮮餡豆腐」 絶品!!
 

帰りに5元均一ショップというのを見つけたが、これがまたよかった。同じようなものかそれより悪いものが空港で、10倍の値段で売っていたのだから、いい買物をした。

4日目(2009.6.28)

■什刹海一周

今日も早起きして、朝ごはんを食べられる店を探す傍ら、いつもとは違うルートで駅へ行こうということになった。するとなんということだろう。こちらの道の方がお店はよりどりみどりだし、スーパーマーケットまで発見してしまった。灯台下暗しだった。

中華ファーストフードっぽいお店へ入ったら朝は半額で、2人で8元(約120円)で済んだ。もう所持金が少なくなってきていたわたし達にはありがたかった。

■朝食


今日は、什刹海という湖の周りを散策しようということになった。周りの路地に入ると胡同といって、狭い路地の中で、人々が生活している風景が見られるのだ。

まずは湖の近くにある、鐘楼、鼓楼の見学に行った。中に入るためには入場料がいるので、もうほとんど所持金のないわたし達は外からの見学のみにした。

今日も暑いので、日陰で休んでいると、三輪リキシャの客引きがきた。
「ニーハオ!リキシャー!ハロー!こんにちは!アンニョンハセヨ!」
わたし達はゆっくり歩いて回りたかったので、断ったのだが、断っても断っても新しい客引きが来て、うっとうしいので、ここを後にした。

次に恭王府という清時代の邸宅の見学に行ったのだが、入場料が思っていたよりも高く、ここも外から記念撮影だけに止めた。

そこから湖に戻り、湖岸を1周した。あまりにも早く観光に来たため、お店はまだオープンしておらず、本当に散歩だけになってしまったが、庶民ののんびりした様子などが見られて、こちらもリラックスできた。

■什刹海の湖岸の散歩道 のんびりとした雰囲気だ


ただし、ちょっと休憩しようと思うと、すぐに三輪リキシャの客引きがしつこくて、うっとうしかった。
「ニーハオ!リキシャー!ハロー!こんにちは!アンニョンハセヨ!」
だんだんと腹が立ってきて、
「ノーサンキュー!オールレディーフィニッシュド!バーイ!」
と大声で言うと、
「フィニッシュ・・・」
と、ちょっとガッカリしたような表情になったので、撃退に成功したかに思われたが、しばらくして、地図を片手にまた説明を始めたので、埒が明かなくなって、その場を逃げ出した。
【感想】什刹海は面倒くさいところだった・・・


2時間半かけて、見学を終えた後、京城九門小吃という、フードコート形式の小吃街へ行った。そこでやっとK美さん希望のワンタンを食べることができた。

■京城九門小吃


中はフードコート形式になっていて、トレイを持っていって、好きな屋台で買うことができ、中央のテーブルで食べる。まず入口のカウンターで100元のカードを買い、各屋台ではカードを通して料金を払う仕組み。残った分は再びカウンターで返金してもらえる。


■ケチりすぎた天壇公園

午後は、遂にずっと行きそびれていた天壇公園へ行くことができた。ここも午前中の様に、中に入らずに外からの見学のみにしようと、公園入場料だけ払い、中の施設も見学できる共通入場料はケチって買わなかった。

ちょうど真昼で、影が無く、午前中でペットボトルの水はなくなりかけていたので、中の売店で水を買った。そして古い方のペットボトルを飲み干すと、どこからともなくおばあさんがやってきて、空いたペットボトルを下さいと言ってきた。よく見ると、空きペットボトルを回収しているおじいさんやおばあさんが何人かいて、ゴミ箱をあさっている人もいた。恐らくどこかで引き取ってくれるところがあるのだろう。まあ、その人達のおかげ?で公園内はゴミひとつなかった。

ここは老人の憩いの場らしく、多くの老人が1日を過ごすためにやって来ているようだった。楽器を演奏している団体や、歌を歌っている人、ゲームをしている人など様々だ。

まずは天壇を代表とする祈念殿に近づこうと思ったら、ゲートを通らなければならず、ゲートから先は囲われていて、外からだけ見ようという計画は失敗に終わった。しかし、単独の入場料は共通入場料と同じ金額なのだ・・・。北京に来てまでたった数百円程度のことで、かなり葛藤したが、諦めるという苦渋の決断をした。

次に皇穹宇という建物−これも近くまでいけなかった。
「何しに来たんだ〜!!」
また再び北京を訪れることがあったら、ここにはまた来たいものだ。もちろん共通チケットを買って。

■望遠で撮った祈念殿 (右)祈念門にいた楽団
 


■天壇公園でお昼寝

朝早くからの見学で疲れたので、木陰のベンチでお昼寝していると、
「ピッピッピーッ!」
突然笛が鳴った。体育の授業とかで使うやつだ。
「ピーピッピー!」
今度は別の笛が鳴った。さっきとは微妙に鳴らし方が違う。何事かと周りを見渡すと、周りに沢山いた中国人集団がぞろぞろと移動をはじめ、笛の方へ集まっていった。添乗員の合図かぁ〜!
「ピッピッピー!ピピーピピピピピピピピ!!!!!」
今度は何だ?と思うと協調性のないツアー客が合図を無視してアイスを買っているのを咎められているようだった。何だかこれには笑えた。

その人達がいなくなると、急に公園内は閑散となり、時計を見ると、そろそろ閉館だった。


■北京ダック

北京に行ったらやはり北京ダックだろう。ということで、北京ダックがおいしく、しかもリーズナブルに食べられるという有名店「香満楼酒家」というところへ行くことにした。

途中、近道してやろうと思い脇道にそれたら、道に迷って、またもや時間がかかってしまった。 学習しろよ!とお思いかもしれないが、まあそのおかげでお腹ペコペコになった。

店内に入ると、少人数用の席はわたし達が最後だった。ギリギリセーフ!お腹ペコペコだったので、すぐに持ってきた料理にパクついた。北京ダックが少し時間がかかったので、その間にお腹がいっぱいになってしまった。

やってきた北京ダックは半匹をたのんだにもかかわらず、二人には多くて、結局食べきれずお持ち帰りすることにした。北京ダックはおいしくないイメージがあるが、そんなことはなく、また食べたいと思った。

■夕食
   
   

5日目(2009.6.29)

■K美 階段と戦う

今日は早くも日本へ帰る日だ。本当は朝ごはんを食べに出る予定だったのだが、昨日の夕食の残りをお持ち帰りしていたので、朝から北京ダックを食べることにした。1日おいた北京ダックは油が抜けて、昨日よりもおいしくなっていて、新たな発見だった。

ホテルをチェックアウトすると、VIPカードを貰った。次回から割引があるそうだ。もう来るかな?と思ったが、人生何があるか分からないので、貰っておいた。

昨日までの経験で、北京の地下鉄にはエレベーターもエスカレーターもない駅が大部分だということが身に染みて分かっていた。私は今回バックパックだったので、問題なかったが、K美さんはスーツケースだった。しかも特大サイズの・・・。

地下鉄の入口で、シャーベットを食べ、栄養補給し、最後の大仕事に向けて、出発した。
「おりゃああああああ!!!!!」
K美さんは酒パワーで特大スーツケースを担ぎ、超長い階段を駆け下りた。地下鉄だからといって降りるばかりではない。北京の地下鉄はものすごく効率が悪く、せっかく降りた階段を今度は同じくらい昇ったりを何度も繰り返し、ホームにたどり着いた。乗り換えも2回あり、その度に昇ったり降りたりを繰り返した。
「チクショー!北京のアホ!」
と怒鳴っていたが、次回北京へ行くことになってもやっぱりK美さんは特大スーツケースで行くんだろうな。

(2009.8.19)


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プロローグ
  ANAのキャンペーン
  豚インフルエンザ発生
1日目(2009.6.25)
  北京は厳重ムード
  手数料にびっくり
  ホテルがない!!
  カンフーミュージカル
  腹出しはやめてくれ・・・
2日目(2009.6.26)
  八達嶺へ電車でGo!
  中国人ツアーの特徴
  歩いた歩いた八達嶺
  ついに最終地点
  なんかスムーズに帰っちゃいました
  がっかりな西単
  夜市
3日目(2009.6.27)
  毛沢東を見るぞ!
  バテバテ故宮
  ひょっとして潰れた?
  秀水街
  絶品!砂鍋
4日目(2009.6.28)
  什刹海一周
  ケチりすぎた天壇公園
  天壇公園でお昼寝
  北京ダック
5日目(2009.6.29)
  K美階段と戦う

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